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2011年 11月 04日
天草灘(あまくさなだ)
天草西海岸の石を採集、 頂点を皿状に刳り、釉薬を掛けて焼成。 熊本の天草は陶磁器の島 昨年の秋、 西の海岸線を歩いてみた。 そこには、 星の数ほどの まん丸い岩が波に打たれている。 これらのほとんどは天草陶石 磁器の原料。 天草の島、 その大地は磁器原料でできているのか、、 。 1年近くも、 工房の一角に積まれていた、このときの石たち やはり、 焼いてみようと思った。 ヤキモン屋の性でしょうか。 どのくらいの間、 波に洗われて、こんな穏やかな表情になったのだろうか できれば手を加えたくない、 しかし、 ウツワ屋の性でしょうか、、 ほんの少しを皿状に刳り貫いた。 いちばん頂上に当たるところが、その容姿を壊さないと思った。 石を焼く このこと自体は、何も新しい表現でもなくて、 少なからぬ人たちが、挑戦してきた。 そして、 その人の数だけの焼き物が作られた。 僕の場合は、 豆皿程度のくぼみを刳り貫いたから、 ウツワになった。 刳り貫きの作業は(普段と違う作業だし、)ウキウキとはじめた が、 すぐに、手が止まった。 なんの飾りもない、ゲンコツほどの石ころたち、 円く洗われた、その長い時間 もの云わぬ石ころたちの、 その気迫に負けそうになった。 拾い集めたことに、 なにか、後ろめたさに似た感情も湧いた。 石ころが硬いこともあるけれど、 気力でやりぬいたヘトヘトの半日、 そして焼成。 先日、 この石ころたち 第8回天草大陶磁器展 陶磁器の島AMAKUSA陶芸展において、 「藤原恵洋審査員特別賞」をいただきました。 本当にありがとうございました。 そして、 とても驚いたのは、 僕、グランプリの金澤さんをはじめ 複数の人が、この公募展において石に着眼したこと。 今年の3月をきっかけに、 僕を含め 多くの人たちが(無意識のうちに) 自分たちの足元を、しっかりと見つめ始めたのだろうと感じました。
by izurugama
| 2011-11-04 22:57
| 作ること、焼くこと
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